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プレジャーボート等の海難発生状況

<プレジャーボート等の海難発生状況について>

平成4年〜平成8年の5年間に発生した台風及び異常気象下のものを除く要救助船舶は8,639隻である。このうちプレジャーボート等の海難は、漁船3,473隻(40.2%)に次いで多く2,940隻(30.4%)であり、約3割を占めている。

(1)船型別発生状況
船型別にみると、モーターボート1,922隻(65.4%)、ヨット408隻(13.9%)、遊漁船276隻(9.4%)、水上オートバイ187隻(6.4%)、手漕ぎボート146隻(5.0%)となっている。

(2)海難種別発生状況
海難種別にみると、衝突576隻(19.6%)がもっとも多く、次いで機関故障558隻(19.0%)、乗揚げ418隻(14.2%)、転覆377隻(12.8%)となっている。

(3)月別海難発生状況
月別にみると7月〜9月の3カ月に1,097隻(37.3%)が発生しているが、周年発生している。

(4)時間別発生状況
時間別にみると日中にかけて多く発生し、08時〜18時の間に2,091隻(71.1%)が発生している。

(5)距岸別発生状況
距岸別にみると3海里未満(港内を除く)が1,644隻(55.9%)と最も多く、次いで港内982隻(33.4%)となっており、3海里未満では2,626隻(89.3%)とほとんどを占めている。

(6)船長の経験年数別発生状況
経験年数別にみると10年以上が985隻(36.9%)と最も多く、次いで3〜6年未満520隻(19.5%)、1〜3年未満495隻(18.5%)となっている。

(7)動態別発生状況
動態別にみると航走中が1,935隻(65.8%)と過半数を占めている。

 

 

 

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